翼を広げて、土台とエネルギーを連動させよう!Vol.1
- Ume-tre MAN
- 2022年3月18日
- 読了時間: 5分
更新日:2022年6月3日
前回のBlogでエネルギーを使う機能要素「スタミナ」と「パワー」に関して話しました。今回は土台となる3つの機能とエネルギー機能を連動させるジョイント機能に関して話したいと思います。特にエネルギーを放出する機能である「パワー(瞬発力、反動力)」を上手く活用していくためには、ある程度大きくカラダを動かしていかなくてはなりません。この可動域のキーになるのが、連動させるこの機能要素になります。
Ume-tre Method:F5-3rd. Left Wing Elementの機能向上と基礎体力チェック
カラダの可動域を広げるためにはどうしたらいいでしょうか? 「柔軟性を高めること」 これに尽きます。 生まれながらにしてカラダが柔らかい、という人もいますが、 40歳過ぎるまで運動を再開することが出来ていなかった方に伺うと、大抵の場合 「いやぁ~堅いですねぇ~(▽ ̄ )>」 と殆どの方が答えると思います。デスクワークが長かったりすれば当然のことですし、営業で外回りを結構してきた方であってもカラダは省エネで動かす方に慣れてしまってますので、大きく動かすことは殆ど出来ていません。カラダが堅いと考える方が妥当です。

また、若いころから筋トレをずっとやってきた方も同様です。筋トレは上半身を大きくするトレーニングが中心で筋肥大が目的になるため、見た目は立派な体型ですが、これまた殆どの方が柔軟性はありません。その証拠に「右手でも左手でもいいですが、手のひらを肩から背中に回しつつ、もう一方の手の平を下から背中に回して、指が付くかどうか?やってみてください。」というと殆どの方が指がつかないどころか、手を回せないという方もいます。(※バックスクラッチと言われる肩甲骨周りの可動域を確かめるチェックです。)
女性で、ヨガやバレエ、ピラティスなどを子供のころからやってきた経験があれば、柔軟性が高いので全く問題ないですが、大人になってから柔軟性を上げるのは結構難しいのと、時間も掛かります。じゃあ、柔軟性が高くないと可動域は上がらないのか?というとそうではありません。
可動域を上げるために一番必要なのは、カラダの中でもっとも大きな関節である「股関節」を動員できるか?に掛かってきます。
「股関節」の動きを最大化することで強い「パワー」を生み出すことが出来るのです。
股関節は他の関節と違って三軸構造で動くだけでなく、体重を支えて様々な動きを可能(三次元で動かす)にしている関節になり、「パワー」を生み出していくためのスイッチのような役割をしています。 ◎スポーツに例えると・・・ 野球: 盗塁の最初の一歩の踏み出し。バッターのスイングの最初。守備で止まった状態から動き出す最初の一歩のポジション。 ゴルフ: スイング時で力任せにならずに飛距離を出す軸として。 短距離走: 最初の一歩の出だしを作るポジション。 などなど。。
つまり、「股関節の動きを最大化できるようにする≒カラダの柔軟性を動員出来ている」と考えることが大事です。

クラゲやタコのような軟体動物ならいざ知らず、いきなりカラダの全てを柔らかくは出来ないので堅いからと諦めるのではなく、ココをポイントに取り組んで行くことから始めましょう。ドーダヤワラカイダロー♫ ヘ( 。□° )ヘ ヘッヘヘヘ♫
股関節を上手く動員できないと、最初は生み出せるパワーが小さい状態です。ジャンプしても高くは跳べないし、一生懸命素早く動いてるつもりでも、
「スロー過ぎてあくびが出ますな。( ′O`)~3 」
というザンネンな感じになってしまいます。幸いにも、股関節のトレーニングは数多くのメニューが存在しているので、飽きずに様々なトレーニングに取り組むことで、気が付いたら可動域が上がっているという状態に辿り着けるようになります。

股関節の可動域を上げられる&今の可動域をチェックできるメニューを用意したので、興味がある方はやってみてください。
股関節使ってカラダの翼を広げよう!
《3rd. Left Wing Element Check - Climbers High 》
With the running clock is 3min. ×3R (タイマーを3分にセットして3ラウンド行います。S1からS4まで通しで行い、3分以内でなるべく早く終わったら残った時間は休憩です。)
S1. 27 Mountain Climbers S2. 21 Rock Climbers S3. 15 Alt. Side Tuck Climbers S4. 9 Spiderman Climbers
※ Remaining Time is REST
◎考え方:全ての動きが股関節を使ったムーブメントになりますので、徹底して心拍数が上がる中で股関節周りの可動域の最大化を図ることが出来るからです。
<やり方>:
S1. ハイプランクの状態から両足を交互に走るように前に動かします。カウントは右1回、左1回という感じで前に出すごとのカウントで結構です。
S2. ハイプランクの状態から片足ずつ交互にかかとを振り子のように前に動かします。ヒールタッチを意識してください。
S3. ハイプランクの状態から両足一緒に手をついている脇の方(出来るだけ前に)跳びます。その後、一旦最初のハイプランクポジションに戻り、逆サイドに跳ぶというのを繰り返します。
S4. ハイプランクの状態から片足を手の脇に出して戻すのを左右で繰り返します。
※動きの動画は追って上げていきますが、今は動画説明が出来ないのでよく分からないと思った方は、名称で検索するとスグに出てきます。
※各ラウンド、何秒残せたか?を記録してください。
※今までの中で一番息が上がる運動になると思いますが、頑張ってやってみてください。コレが出来るようになると、心肺持久力ももれなくついてきます。
次回は、もう一つのウイング要素の解説とチェックメニューをご用意したいと思います。それではお楽しみに。
それではお楽しみに。(ヾ(´・ω・`)
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